トヨタ自動車は、カーテレマティクス『G-BOOK』の次世代システムを2005年に投入する計画を明らかにした。同社の純正ナビゲーションは、ほぼ2年おきに大幅な改良を行っており、次期の刷新は05年に予定されている。これに合わせG−BOOKの機能アップも図っていく方針だ。
次世代型G-BOOKでは、通信環境の進展をにらみ「動画ソフトも受信するなどブローバンド対応に進化させる」(友山茂樹e-TOYOTA部長)ことになるという。このため、データ通信に使用しているDCM(データ・コミュニケーション・モジュール)は、携帯電話でいうと第4世代の通信インフラに対応させることになる。
また現在のG-BOOKは、WiLL『サイファ』に標準搭載されている「マルチメディア・タイプ」と今年8月からの本格展開に合わせて設定した「ナビゲーション・タイプ」に大別されている。友山部長は、次世代システムではこれらを「融合させていく」と述べ、多機能化を図る方針も明らかにした。