スバルがブランドを伝えるために選んだ方法は、全車に共通の価値を持たせ、カリスマ性を自然に出すことだった。一目でスバルとわかるデザイン言語の進化を具現化したのが『R1e』である。
ホンダが今回のショーで最大の目玉としている燃料電池車のコンセプトカー、『KIWAMI』。コンパクトな燃料電池を車体の中央に配し、車高をミッドシップスポーツ並みの1250mmに抑えた異色の高級車であることは既報のとおり。
ホンダブースでひときわ熱い視線を集めているのは、ミッドシップスポーツのコンセプトカー、『HSC』だろう。全長4250mm、全幅1900mm、全高1140mmというディメンションは、まさにスーパーカーのそれである。となると、ホンダが鋭意開発中と言われている次期『NSX』との関連性が気になるところだが、あるホンダ関係者によれば「外見、メカニズムとも、開発中のNSXとはほとんど関係ない」という。
ダイハツブースに置かれた黄色の『コペン』。1.3リットル直4ターボエンジンを搭載し、リアにGTウィング、サイドにオーバーフェンダーを装着、レーシーなイメージをかもし出している。
スバルのイノベーションスピリットを体現した『B9スクランブラー』は全身で風を感じるオープンカー。あらゆる路面を楽しむ新しいタイプのクルマだ。
『Cノート』は“塊の動き”などを含め、『ムラーノ』に近い立体表現をしたという。リアコンビランプは『Z』のランプを意識しているのだそうだ。共に北米を市場としている車両だが、どのあたりが日産の「インテグレートテーマ」であるジャパニーズDNAなのだろうか。
レスポンスでは今回の東京ショーでも現地に移動編集室を設置。取れたての情報をスピーディーに、そして圧倒的なボリュームで提供する。ニュースは「東京モーターショー2003超強力特集」、クルマとギャルの写真は「東京モーターショー2003写真蔵」でどうぞ。
例年、“動きモノ”が多いことで知られるスバルブース。今回のモーターショーでは現行『レガシィ』の開発担当者がスバルブースに現われ、スバル車開発秘話や自動車開発の哲学について講演を行う。
トヨタのコンセプトカー『FINE-N』と『PM』では、いずれもコントロール系統にバイ・ワイヤ(電気接点による)が採用されている。FINE-Nでは円形のハンドルに代わって飛行機の操縦桿のようなものが、PMではジョイスティックが左右に搭載されている。
スマートは4人乗り『forfour』(フォアフォア)を参考出品した。forfourはスマート初の4シーターとなっているが、他のモデルと同様の2色2素材の外見を踏襲している。