トヨタのコンセプトカー『FINE-N』と『PM』では、いずれもコントロール系統にバイ・ワイヤ(電気接点による)が採用されている。FINE-Nでは円形のハンドルに代わって飛行機の操縦桿のようなものが、PMではジョイスティックが左右に搭載されている。現実のクルマに採用されるのはまだまだ先という気もするが、トヨタ自動車・車両技術本部の内藤了輔・先行車両企画部担当員は「バイ・ワイヤを採用すると設計の自由度が高まる。運転席の位置変更も車両構造を変えることなく容易に行なえるし、そうした意味のコスト削減能力というのは非常に大きい」と、そのメリットが大きいことを強調する。電気接点による制御のため、FINE-Nではハンドルのロックtoロックが左右45度とゲーム機の専用コントローラー並みとなる。従来のクルマに慣れた人だと違和感を覚える人が多いというが、その一方で「ゲーム機に操作感覚に慣れた今の小学生が免許を取る頃にはこちらにの方が良いということもあるのではないでしょうか」と内藤さんは言う。
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