日米欧の自動車業界(乗用車)首脳と各自動車工業会役員による「第2回グローバルミーティング」が22日、千葉市のホテルで開かれ、ディーゼル車の普及など昨年の第1回会合(パリ)からの3テーマについて論議した。
会合は宗国旨英・日本自動車工業会会長を議長に、米GM(ゼネラルモーターズ)のリチャード・ワゴナー会長、仏ルノーのルイス・シュバイツァー会長、トヨタ自動車の奥田碩会長ら17人が出席した。
ディーゼル車の普及については、先進的な環境対応技術開発などによるクリーンディーゼルが「今後、10年間にわたり重要な役割を演じることになる」との認識で一致した。2番目のテーマである「技術基準の国際調和」については、世界技術基準の早期確立に向け、促進活動を強く支持することになった。具体的には小型トラックの排ガス試験などの調和促進が指摘された。
また、3番目の「持続可能なモビリティに関する研究」ではシュバイツァー会長が世界経済人会議(WBCSD)の同プロジェクトの現状を報告、出席者は環境と安全性の両面で持続可能なモビリティとするため、「あらゆる努力の必要性」で一致した。
次回のグローバルミーティングは、2005年1月に米ミシガン州で開かれるデトロイト国際モーターショーに合わせ、同市で開くことで合意した。