二輪市場再構築へ、認知不足とファン創出が焦点 2025年度自工会調査

新基準原付:ホンダ・スーパーカブ110 Lite
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日本自動車工業会は4月14日、「2025年度二輪車市場動向調査」を発表した。調査では、50cc原付の制度見直しに伴う「新基準原付」について、一般ユーザーの認知度が十分に浸透していない実態が明らかとなった。

また、今後の市場活性化に向けては、ファン創出や利用環境整備などの取り組み方針が示され、二輪市場は制度転換と需要創出の両面で再構築段階にあることが浮き彫りとなった。

●新基準原付に関して、認知度が限定的

今回の調査は、国内二輪市場の需要構造やユーザー意識を把握することを目的として実施されたものである。結果からは、従来の原付一種(50cc)から移行する「新基準原付」に関して、認知度が限定的であることが確認された。制度変更が進むいっぽうで、ユーザー側の理解が追いついていない状況であり、販売現場や商品企画において重要な課題となる。

この認知不足は、二輪市場の“入口”にあたる原付カテゴリーの需要形成に直結する。エントリー層の獲得が難しくなれば、中長期的なユーザー基盤の縮小につながる可能性があるためである。そのため、メーカーや販売現場では、新基準原付の位置付けや利便性をわかりやすく伝える情報発信が不可欠となる。


《高木啓》

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