三菱自動車は9日、記者会見を開催し、モータースポーツ活動の現状を報告した。WRC=世界ラリー選手権は2003年シーズンを休止して体制強化に努め、04年に復帰する。記者会見ではセカンドカーのドライバーとしてクリスチャン・ソルベルグ(25歳、フィンランド)の起用を発表した。
三菱のモータースポーツを統括するMMSP社のスベン・クワント社長は「ルール変更によりドライバーが2人になったので、ターマック、グラベル、どちらの技術ももつ選手を起用した」という。ちなみにペター・ソルベルグ(スバル)とは兄弟ではない。また三菱はすでにファーストカーのドライバーにジル・パニッツィの起用を発表している。
クワントはWRC三菱チームの展望を「04年は復帰すること、05年はトップチーム入り、06年はタイトルは獲得が目標」と語った。