スバル富士重工業は、同社が開発しているハイブリッド技術、シーケンシャル・シリーズハイブリッド・エレクトロニックビークル(SSHEV)のシステムを6日から東京お台場のTFTホールで開催しているGMテクノロジーツアーで公開した。10日まで。
SSHEVは水平対向エンジンとシンメトリカルAWDというスバルのコア技術を継承した次世代クリーンエネルギー車の動力源としてとして富士重が開発に取り組んでいる。
80km/hまでは最高出力100kWの大出力モーターによるスムーズで力強い加速感を実現するとともに、高速域では動力源を2.0リットルガソリンエンジンをシームレスに切り替えエンジン性能を発揮する。後輪駆動力をトランスファによって電子制御され、常に駆動力配分を走行状況に応じて行っている。
SSHEVには、NECと富士重が合弁で設立した二次電池の開発会社が開発したマンガン系リチウムイオン電池を搭載する。今回、公開したSSHEVシステムを搭載したコンセプトカーは、25日から一般公開される東京モーターショーに出品する予定。