トヨタ自動車は22日、燃料タンクに不具合が発生していたため納入を延期していた燃料電池車『FCHV』合計6台を東京ガスなどエネルギー関連の民間企業4社と、愛知県および名古屋市に納車した。これでトヨタの燃料電池車の販売(リース)は、日米で合計12台となった。
トヨタは、昨年12月に政府に4台納め、ホンダとともに世界初の燃料電池車の市販に踏み切っている。リース料は月120万円で、今回の納入先も同じ価格とした。トヨタは当初、今年5月末に民間企業などに納入する予定だったが、政府に納めた車両で水素タンクの注入口のパッキンに不具合が見つかり、部品交換のため、延期していた。
民間企業の納入先は、東ガスのほか東邦ガス、新日本石油、岩谷産業の4社。民間企業向けでは、ホンダもすでに岩谷産業に1台納車している。