【ニュース解説】日本車欧州攻略に立ちはだかる3つの試練

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●ニューモデル販売好調の影に横たわる課題

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日本車2位の日産自動車(上半期シェア2.7%)や3位グループのホンダ、マツダ(いずれも1.4%)も昨年に比べシェアを伸ばしている。販売好調を背景に、03年3月期決算では、欧州事業でホンダが141億円、トヨタが39億円の営業利益を計上している。両社はそれまで赤字続きで、ともに4期ぶりの黒字転換になった。

トヨタやホンダの業績回復は「ユーロ高というフォローの風」(ホンダの福井威夫社長)だけで達成できたものではない。現地生産の効率化や欧州市場を意識した新モデルの投入などが実を結んできたといえる。

トヨタは、今年初めに新モデルに切り替えた英国生産の上級セダン『アベンシス』の販売が好調だ。日産は英国工場で、もともと欧州市場重視のデザインとした『マイクラ』(日本名『マーチ』)を昨年から生産開始、これも好調でシェア拡大につながっている。

一方、ホンダは欧州事業の再建に際しては、英国工場の稼働率の引き上げを進めた。昨年からは英国生産の『CR-V』などを米国などに輸出し、採算性を改善しつつある。同時にEU最大の市場であるドイツでは販売網の再構築も実施した。

日本車のシェア拡大は、こうした各社の地道な取り組みによるものだが、今後も、日本車が欧州市場でシェア拡大を続けるには、依然として課題も残る。

1/4●市場弱含みの中、日本車シェア上昇……の、なぜ
3/4●なんとかしてよ、ブレア首相
4/4●では、自分でなんとかします。できます

《池原照雄》

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