ホンダは、6月に約5年ぶりにフルモデルチェンジして発売する上級セダン『インスパイア』の次期モデルを米国製から日本での生産に切り替える。工場は埼玉製作所(狭山市)となる。
現行モデルは、1998年10月のフルモデルチェンジ時に開発・生産ともホンダの米国拠点に移管していた。ホンダの北米販売は好調であり、中期的にも北米での現地供給力を高める狙いから、5代目となる次期モデルは日本で生産することになった。
新型インスパイアは、「CMS」(追突軽減ブレーキ)と「E-プリテンショナー」シートベルトの組み合わせによる先端の安全対策システムを搭載する。また、エンジンはV6型3.0リットルに1本化され、『シビック・ハイブリッド』にも採用した可変気筒式として高い燃費性能を実現しているという。