経済産業省は、ひそかに国内の“ディーゼル復活作戦”を練っている。日本では『うるさい』『くさい』と悪評のディーゼルエンジンだが、欧州では燃費の良さが人気となり、アウディやメルセデスなど高級車にも普及が進んでいる。地球温暖化防止には燃費向上が決め手のひとつで、経産省はガソリン車より燃費が良いディーゼルに目をつけたわけだ。
気になる排出ガスも、今年4月からの低硫黄軽油供給でひとまずクリーン化のメドがついた。国内の自動車各社も、新長期規制がスタートする2005年頃をターゲットにハイテク乗用ディーゼルの開発を加速させている。