アイシン精機は、アイシン・エーアイとトヨタ自動車と共同で、新トランスミッション「オートメーテッド・マニュアルトランスミッション」を開発した。3月中旬から欧州で発売した小型車『ヤリス』(日本名『ヴィッツ』)に搭載する。トヨタ車にこのトランスミッションを搭載したのは初めて。
オートメーテッド・トランスミッションは、既存のMTに、クラッチペダルを踏まなくても変速が可能な自動クラッチシステムとシフトを自動切り替えするオートシフト機構を付加し、運転者が行うクラッチ操作やシフト操作を自動化した。車速やアクセル開度に応じて変速を自動で行う変速モードと、シフト段を自由に選択できるマニュアルモードがある。
欧州ではMTが主流で、ATよりも燃費効率の高いオートメーテッド・トランスミッションのニーズが高まっているため、これに対応した。