今年創立100周年を迎えるフォードでは、その記念事業としていくつものコンセプトカー発表を予定している。そのほとんどは「近い将来に市販」とされるモデルだが、フォードを代表するポニーカー、『マスタング』は2004年モデルでの販売に向けて準備が進められている。
マスタングはクーペとコンバーチブルの2モデルが予定されており、レトロフィットなデザインにも注目が集まっている。しかしエクステリアはレトロなイメージでも、中に搭載されるのは4.6V8・400hpという強力なエンジン。
すでにデトロイトショーでコンセプトが発表されているマスタングだが、市販バージョンは「かなりコンセプトに近い形」になるが、より印象的な細部デザインがほどこされることになる、という。例えばテールライトは、オリジナルの67年モデルのデザインにかなり近いものとなりそうだ。
最近では同様のレトロフィットである『サンダーバード』が成功を納めたフォードだが、100周年記念の目玉として求められているのはヒットではなくホームラン。最終的にどのようなスタイルの新しいマスタングが登場するのか、消費者の期待は高まっている。