トラック業界のまとめによると、2月の普通トラック(大型・中型)の登録台数が、前の年の同じ月にくらべ34%の大幅な増加になった。東京都のディーゼル車流入規制を控え、代替需要が拡大していることによるもの。
2月の普通トラック登録台数は6707台。昨年2月の5016台にくらべ大幅な増加となった。大型車4社全てが2ケタ増となり、三菱は、最も伸び率が大きく43.9%増となった。特に、大型トラックの伸びが大きく、4社合計では、前年同月にくらべ4割増の3430台。日野と三菱がいずれも50%を超える伸び率を記録した。
普通トラックの販売は、景気低迷により、このところ前年割れが続いていた。今年は、10月に東京都がディーゼル車の流入規制を実施、排ガス対策を施していないディーゼル車の都心部への進入を禁止する措置を講じる。このため、関東圏を中心に、昨年後半から、代替需要が増えているという。