利益確定の売りに押され、全体相場は4日ぶりに反落。円相場が1ドル=123円台に軟化したことを受け、自動車株は全般に堅調な動きとなった。
トヨタ自動車が前週末比10円高の3230円と小幅ながら上げ、ホンダは30円高の4650円と反発。ともにこの日、燃料電池車の市販第1号車を首相官邸や中央省庁などに納車しており、株価面でも祝福された格好だ。いすゞは2円高の44円と3日続伸し、三菱自動車工業、スズキもしっかり。
日産自動車は先月29日から英サンダーランド工場で『マーチ』の欧州版『マイクラ』の生産を開始したが、株価は変わらずの977円。マツダ、富士重工業が下げ、マツダもさえない。
なお、11月の新車販売台数は、乗用車が『フィット』『カローラ』の好調で前年同月比6.6%増と、3カ月連続の前年比プラス。その半面で軽自動車は8.5%減と、2カ月連続で前年実績を割り込んだ。