フォード傘下のアストンマーチンが、2005年中に販売を予定している手作りのスポーツカー『AM305』でポルシェのマーケットを狙う、との大胆発言。
アストンマーチンのデザイン部長、ヘンリック・フィスカー氏は「大体ポルシェ『911』と同じサイズだが、横幅は911より広い」と新しいスポーツカー、AM305のヒントを提供。全体の車高は911より低く、ノーズが長いのも特徴だという。
AM305はフロントにV8エンジンを搭載したスポーツカーで、「10万ドル前後の価格のクルマとして、最速・最もパワフルなものを目指したクルマではない」という。しかしアストンの持つブランド力と、1台1台が手作りというディティールで、販売台数の倍増を狙うのが目的。
アストンはアメリカでは93年には43台しか販売されていないが、2001年には1542台に急増。2005年のAM305投入の時点では年間の販売台数を3500台から5500台とし、フェラーリを抜くのはもちろん、ポルシェにも迫りたい、という。