1日午後1時、CART初開催のデンバーで第14戦の決勝レースがスタートした。スタート直後に、D.フランキッティ(ホンダ)の接触でいきなりイエローコーションとなるが、再スタート後はイエローコーションの出ない、淡々としたレース展開。ポールポジションからスタートしたB. ジュンケイラ(トヨタ)が後続を引き離し、首位独走、一度も首位の座を譲ることなくポールtoウィンで今季3勝目。
2位はS. ディクソン(トヨタ)、3位争いはA. フェルナンデス(ホンダ)とC. フィッティパルディ(トヨタ)に絞られたかに見えた終盤88周目に波乱。高木虎之介(トヨタ)が、M. ドミンゲス(フォード)と接触してレースを去り、このイエローコーションでのピットイン争いでC. ダマータが5位から3位に躍進する。
トヨタチームはジュンケイラ、ディクソン、ダマータの1-2-3体制で残り8周の再スタートからチェッカーへ。トヨタチームは、第5戦ラグナセカ、第8戦トロントに続き3度目の表彰台独占。
チャンピオンシップ争いで2位のフランキッティが早々に戦列を去り、ポイントリーダーでこのレース3位のダマータはさらに点差を広げ、ジュンケイラはフランキッティに代わって2位へ。マニュファクチャラーズポイントではトヨタが22ポイント獲得、チャンピオンへと「邁進している」(関係者)。
中野信治(ホンダ)は64周目、3位まで順位を上げながらギアボックスのトラブルでリタイヤ。