GMでは燃費を向上させる技術としてディスプレイスメント・オン・デマンド(DOD)を採用、1年先には大型トラックに導入の予定だ。DODとは、たとえばアイドリング時などパワーの要求が低い時に、エンジンシリンダーの半分を停止する技術で、燃費が10%程度向上する可能性がある。
しかしライバル、フォードでは独自のDOD開発に大きな遅れをとっており、DODだけではなくリーンバーン、パワートレイン構造による燃費軽減などの可能性も捨て切っていない段階だという。
ただし今日の競争社会において、1年後にGMがDODを発売すればフォードも追随するほかはなく、独自のパワートレインにDODを採用する、などの工夫でGMよりもさらなる燃費効率を目指す以外に方法はなさそうだ、というのが業界筋の見方となっている。