『プロボックス/サクシード』のコンセプトは「機能に裏打ちされた、ロングモデルライフでも色褪せることのない、革新的デザイン」。そう語るのはトヨタ自動車第2デザイン部の市野善清さん。「たとえ10年売ったとしても、そのときにでも古くさく見えない、飛んだデザインにしたかった」という。
「スタイリングのテーマは“面取り”。立体としてしっかり見せたい、面の厚みを表現したいとの思いからです。そして、たとえボディにキズがついても似合うような、また金庫のようにがっしりとしたカタマリに見えるようにスケッチを始めました」
「全体的には水平垂直を基調に。バックドアの倒しこみも出来るだけ少なく垂直にしました。そのおかげで従来の『カルディナバン/カローラバン』よりも小さな外寸でもより多くの荷物を積むことが可能になっています」
「担当したデザイナーの間では、“商用車としての新しいカッコよさとは何か”を追求していました。だから社内で、“これはバンなんだから”なんて言われると腹が立ちましたよ(笑)」
それでは、「今までの商用バンのイメージは?」と聞くと、「乗用のワゴンになりたいけど、仕方なく部品をはぎ取られてしまったクルマ」と、市野さん。
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