気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール
2002年7月11日付
●中国拠点「ホンダ戦略」今後3年で販売台数70万台増(朝日・13面)
●ロシアが自動車関税上げを通告、日本政府抗議(毎日・9面)
●グローバル戦略、ホンダ加速、燃料電池車、前倒し、トヨタに続き年内市販へ(産経・11面)
●ホンダ、和光市に本社機能の一部「ホンダの世界拠点に」吉野社長会見(東京・8面)
●上期の中古車販売、2年連続(東京・8面)
●台風6号、東海・関東で暴風雨、トヨタ、工場を一時停止(日経・11面)
●コクヨ、オフィス家具の子会社の商品開発担当にホンダの元F1総監督、桜井氏起用(日経・11面)
●ダイハツと日本原子力研究所、劣化しない触媒開発(日経・11面)
●中古車情報誌のプロトコーポレーション、流行加味し価格予測(日経・15面)
ひとくちコメント
日本列島中部から東部を襲った台風6号。交通網の乱れを避けるため、トヨタ自動車では午後4時から11日未明にかけて国内のほぼすべての工場で生産を停止。「自動車生産の影響は5-6000台に上った」(産経)など、台風6号が工場操業にも大きな影響を与えた。
そんな風雨が強まるなか、東京・青山にあるホンダ本社では、吉野浩行社長ら経営首脳陣による年央会見が行われた。
「ホンダ、中国に新工場」(読売)など、一部の記事は昨日の夕刊で報じられていたが、きょうの各紙の朝刊でも「今後3年で販売台数70万台増」(朝日)、「グローバル戦略加速、燃料電池車前倒し、トヨタに続き年内市販へ」(産経)、「04年度、販売340万台、アシモ頭脳など埼玉に研究施設建設」(毎日)など、掲載しきれないほど話題が盛り沢山だった。
それでも吉野社長は「本日は全体の取り組みを発表するだけで、各論はご勘弁」と、余裕たっぷりに説明していた。