ルノーサムスン自動車は、小型乗用車の新コンセプト『SM3』を開発、2日から釜山の工場で生産開始したと発表した。
SM3は1.5リットルDOHCエンジンを搭載したスモールセダンで、日産『ブルーバードシルフィ』と同じ「MSプラットフォーム」を活用しており、車体もシルフィに酷似したデザインとなる。このクラスの韓国車としては珍しく、サイドエアバッグを含めた4つのエアバッグを配置して安全性を強調したほか、排気系にステンレス製のパーツを多用して耐久性を高めている。
開発期間わずか1年9カ月で、釜山の生産工場は旧『ブルーバード』をベースとした『SM5』、SM3の2つのモデルを同一ラインで生産することになる。SM3は今月15日から韓国内のディーラーで予約受付を開始するが、すでにディーラーには問い合わせが相次いでいるという。
ルノーサムスンは、日産自動車から技術供与を受けて自動車産業に進出したサムスン自動車が経営悪化から、ルノーが買収したもの。SM3はルノー、日産が技術提携してから初の自社モデルで、ルノーの買収が成功か試されることになる。
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