アメリカNHTSA(道路交通安全局)が、ファイアストン・タイヤの欠陥と思われる横転事故について、「フォード『エクスプローラー』の安全性を調査しない」という結論を出した同じ日、アメリカ第7巡回裁判所でも、フォードとファイアストンに対して起されていた集団訴訟について、見直しを求める、との決断が下された。
これは1991年から2001年モデルのファイアストンタイヤを装着したフォード・エクスプローラーのオーナーによる集団訴訟として昨年起されたものだが、上級裁判所が裁判の正統性について見直す、と発言したことから集団訴訟が撤回される可能性も出てきた。フォードにとってはまさに最良の一日、といっても過言ではないだろう。