アストンマーチンから新しくリリースされたマーチャンダイズ商品が“きわどい”ということから、その生産をとりあえず断念せざるを得なくなったらしい(既報)。クレームを付けたのは親会社のフォード。
問題が持ちあがったのは、アストンマーチンが、デザイナーブランド商品の最新カタログをおよそ4000人のお得意さんに送ったこと。そのカタログに載っていた商品をあげると、穴のあいたレザー製ボクサーショーツにデニムスエードのボクサーショーツ、それに手錠の格好をしたベルトなど。フォード幹部は、こういったアイテムはセックスをほのめかすものとして断固拒否。
ある報道によれば、問題となっているカタログ---製品同様に“きわどい”女性モデルも載っている---を受け取ったひとりが、フォードファミリーの重要人物、なんとエドセル・フォード(2世)だったとのこと。熱心なクリスチャンである彼の怒りは相当なものであった。そしてその火花はあっという間にフォード社幹部に伝わったわけだ。エドセルは現会長のビル・フォード・Jrのいとこであり、取締役の一人である。
これらのアストンマーチン商品をおしゃれだとする媒体もあるのだが、商品を作り替えカタログを新しく刷り直すことになりそうだ。