GMは、エネルギー会社のシェブロン・テキサコ社と燃料電池自動車用ガソリン改質分野で相互協力することで合意した。GMは今回の提携で、ガソリン改質の燃料電池の市場投入がさらに早まるとの見通しを発表した。
ガソリンで駆動する燃料電池システムは、燃料改質機を用いてガソリンを水素に変換するというもの。改質機はガソリンを空気と水で化学反応させるが、その際にガソリン中の硫黄が燃料電池システムの阻害要因となる。シェブロン社はこの硫黄分を除去する技術についてGMと協力する。
GMは世界初のガソリン式燃料電池改質器搭載のシボレーS10を東京モーターショーにも出展したが、来年にも試験走行を行う予定だ。