NHTSA(アメリカ運輸省・道路交通安全局)は4日、ファイアストンが1998年以前に製造し、フォード『エクスプローラー』に装着されていたタイヤ『ウィルダネスAT』に欠陥があるとして、76万8000本の自主回収を命じた。
このタイヤリコールは、昨年行われた650万本規模のリコールで回収されたものとは異なる製品。同時期に製造された総本数は350万本と言われているが、現在残っているだろうと推定される76万8000本が対象となった。しかし、推定値だけに実際の交換総数がこの数字を上回る可能性もある。
ファイアストンの親会社であるブリヂストンは今回の回収に同意しており、渡辺恵夫社長も5日に東京都内でリコールの経緯について説明を行う記者会見を開催している。