ホンダ車をベースに開発され、いまだに生産が続いている(!)ローバー『45』。その後継車のプロトタイプがようやくイギリスのMGローバー本社近くで目撃されるようになった。ライバルはアウディ『A3』やフォルクスワーゲン『ゴルフ』。
45後継車は『75』サルーンとプラットフォームを共有し、2745mmのホイールベースも変わらないという。ボディはオーバーハングを縮めた5ドア・ハッチバックとなり、ホイールベースの長さはライバルに対する長所となる。
たとえ、クーペのようなスリークなスタイリングになるとしても、だ。情報筋によればかつてのフラッグシップ、『800』のようなスタイルだという。発売は2004年の予定。
45後継車はMGローバー・グループ新型車攻勢の一部に過ぎない。今後の新型車導入計画は次のようになっている。
2002年6月 MG『X80』
MGのフラッグシップ。傘下に収めたカボーレ『マングスタ』(フォード製V8エンジン)をスキンチェンジしたもの。
2002年夏 MG『MGFアルティメイト』
MGFのスーパーチャージャー仕様。エンジン(1.8)出力は230bhp。ハイドラガス・サスペンションに代わってスティール製の部品になる。
2002年9月 MG『MGF』フェイスリフト
ノーズ、灯火類、リアバンパー。
2002年 MG『X12』
ローバー『75』サルーンの“エボ”モデル。フォード『マスタング』のV8(375bhp)で後輪を駆動する。
2003年3月 ローバー『75』フェイスリフト
灯火類、前後バンパー。
2003年9月 ローバー『25』スキンチェンジ
2004年4月 ローバー『45』後継車
2004年夏 MG『X71』クーペ&『X70』カブリオ
ポルシェ『ボクスター』に対抗するV6搭載・後輪駆動のロードスターという噂。