8月24〜26日、世界ラリー選手権第9戦フィンランドラリーが行われた。51回目を迎えた伝統のラリーは、マキネン、カルデマイスターら三菱勢がリタイヤする中、地元フィンランドのグロンホルム(プジョー『206WRC』)が優勝した。
フィンランド中部の学園都市ユバスキラをスタートしたフィンランドラリーは連続ジャンプが多く、砂利の浮く超高速ダートコース。初日SS1で優勝候補のマキネンが木の切り株にヒットしサスペンションを大破させ早くもリタイアした。
2日目のSS10で首位に立ったプジョーのグロンホルムは、安定した走りでそのまま一度も首位を譲ることなく優勝。2位はスバルのバーンズ。3位には初日の6位から着実に順位を上げたマクレー(フォード『フォーカスWRC』)が入った。三菱『ランサーエボリューション』は、ロイックスが10位が最高位でマニュファクチャラーズでは今季初のノーポイントとなった。
リタイアしたマキネンは「我々のミスだった。ペースノートに切り株があるというマークをしていなかった。それがクラッシュの原因だ」、昨年も2位に続いて2位のバーンズは「2位フィニッシュは、ファンタスティックな結果だ」と語った。