今季2度目の兄弟フロントロウ対決となったヨーロッパGP。スタート直後にポールポジションからスタートした兄ミハエルが、ラルフを執拗にブロックしたことについてラルフ・シューマッハがコメントした。
「ああいうことはやられた方にしてみれば嬉しいはずはないよ。でもミハエルはただ自分のポジションを守ろうとしただけ。あの状況にあったら僕も同じことをしただろう。ミハエルのドライビングは本当にハードだけど、アンフェアだったということはないよ」と兄を弁護した。
レース終了後は兄のやり方に腹を立てていた様子で、その問題についてマスコミから質問されても解答を拒否していたラルフ。あわや兄弟全面戦争ぼっ発かと思われたが、ラルフが一歩身を引いた形になった。しかし「次のフランスでの戦いが楽しみ」と語るラルフの言葉の裏には、兄に対するリベンジの気持ちがあるのかもしれない。