日産自動車がルノーに逆出資する可能性が高まっていると米国の専門紙『オートモーティブ・ニュース』が報じた。
ルノーは日産に36.8%出資しているが、リバイバルプラン終了後には、44.4%にまで引き上げられることになっており、また経営再建を果たすと日産がルノーに出資できることになっている。
日産はゴーン社長のもと、V字回復を果たした。一方のルノーはゴーンを失ったせいか業績が悪化、日産の方が売上高で120億ドル、税引き後利益が2倍、株式時価総額で3倍と高く、どちらが親会社か分からない状態に。日産は決算発表でルノーへの出資は否定したものの、両社の経営状態を見てルノーへ出資するとの観測は高まっている。
ルノーでは、日産の出資は正面から否定していないものの、ルノーの日産への出資比率を上回ることは無いとしている。