今週開催のスペインGPはマクラーレンにとって現在3年連続1-2フィニッシュを決めている相性のいいサーキット。現在ドライバーズ・ポイントでミハエル・シューマッハと並んで首位にいるデビッド・クルサードはスペインで単独のトップに立つことを狙っている。
「バルセロナはよくテストに利用しているサーキットだから、よくわかっている。チャンピオンシップでの位置を維持できるような結果を出したいね」とクルサード。目下、最大のライバルであるミハエル・シューマッハは、昨シーズンのフランスGPでオーバーテイクをブロックされたことに腹を立てたクルサードが中指を立てたことのある相手。
因縁の対決をあおるマスコミに対しては「ミハエルと僕がまるで敵同士みたいに思われているけれど、それは違うよ。僕は彼のことが好きなんだから(笑)」と余裕のコメント。「僕もマシンも戦闘体勢は整っている。勝つ自信はあるよ」と初タイトルに向けて密かな自信をのぞかせていた。