ドイツはインゴルシュタットにあるクワトロ(BMWの“M”にあたる、アウディのパフォーマンス部門子会社)に通じるあるサプライヤーの話によると、リリースの迫るアウディ『RS6』が、いまだに開発段階でトラブルに陥っているらしい。来年にはセダンとエステートの2モデルをもって販売がスタートする予定のRS6は、コスワースの技術協力でツインターボチャージドV8エンジンを搭載する計画であった。コスワース・テクノロジーは『RS4』のエンジンを開発し、1999年からはアウディの傘下にあるイギリスの技術開発会社だ。このオールアルミ製V8エンジンは、BMW『M5』を上回る460PS、600Nmという高性能を発揮するが、フルスロットル時に生じる高温が、ロードテストで問題となった。このままではブレーキやボンネット内に致命傷をきたしかねないとして、エンジン冷却方法の見直しを余儀なくされている。
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