国土交通省の山口工事事務所は4月1日から、山口県萩市内を循環する『まぁーるバス』にGPSを利用したバスロケーションシステムを設置。インターネットでバスの位置情報を発信するというITS実験を開始する。
まぁーるバスは萩市内の公共施設や商業施設、観光スポットを循環するもの。ノンステップ超低床35人乗り車両を使用しており、中心部〜市街地を東西2コースで常時3台のバスが運行している。1コイン=100円で乗ることができるという気軽さから人気は高い。今回導入されるシステムは、バスに取り付けたGPSからの位置情報をパケット通信で山口工事事務所内のサーバーに送るというもので、送られてきた情報はインターネットで確認することができる。平日は渋滞などなく、ほぼ定時運行されているが、休日などは数分の遅れを生じることもあり、今回のシステム導入は主に時間にうるさい観光客へ向けられたものとなる。
今回の導入は国土交通省が進めるITS実験の一環で、山口県内にバスロケーションシステムが導入されるのは今回が初めて。