アウディ『ローゼマイヤー』のスペクタクルなスタイリングは、アウディ・デザイン部、ペーター・シュライヤーの手になる。新型クーペの最初のスケッチは去年の10月に描かれた。より小型の『TT』クーペとの視覚的なつながりは明らかだ。高いウエストライン、比較的狭いサイドウインドウ、強調されたホイールアーチ、『アブス』ふう20インチ軽合金ホイール、台形のヘッドランプ・ユニットなどなど。『ローゼマイヤー』のヘッドライト前面にはカバーがあり、これは点滅に応じて開閉するようになっている。しかし、デザインについて最大の議論は、この卵型のグリルだ。これが将来のアウディ車で普通に見られることになるというのだ。現行各車のグリルはこれといって特徴はないが……。無骨なフロントだけでなく、リアエンドへスロープしたルーフ、エンジンカバーのリブ、2本のエグゾーストパイプなども30年代のアウトウニオンに直結する意匠だ。いっぽうクラシックから離れると、ウインドスクリーン上端に取り付けられたカメラ(後方視界をダッシュボードのモニターに映し出す)や、高照度キセノン・ヘッドランプなどが特徴だ。
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