ブリヂストンは、アメリカ子会社であるファイアストン社が行っているリコール処理を支援するため、日本から65万本規模のタイヤ輸出を行うことを先に表明しているが、その費用を確保するためか、原材料メーカーに材料費のディスカウントを要請していることが明らかになった。
同社では「材料調達の効率化と競争力の強化を図るためであり、今回のタイヤ回収とは何らの関係もない。ただ時期が重なったに過ぎない」としているが、4〜5%程度の値下げを納入業者に打診しているという。
今回のリコールでは、アメリカ国内でのマスコミの論調から、ファイアストンの親会社としてのブリヂストンの立場は悪くなる一方であり、その対応には苦慮している様子が見える。