フォード自動車はカリフォルニア州の郵便局との契約により、EVの配達車両500台を製造した。これらの車両は7月中に実際にカリフォルニア州内で稼動する。
フォードはEVの配達車両製造のためにベーカー・エレクトロモティブ社とベンチャー会社を設立、500台というアメリカでは最大のEV製造の注文に応えた。カリフォルニア州の郵便局ではとりあえず今年500台を導入するが、結果次第でその総数を6000台にしたい、としている。
EVの配達車両はフォード『レンジャー』ピックアップトラックEVのプラットフォームを使用している。郵便配達では1日の走行距離が約20マイル(約30km)なのでバッテリー切れの心配もなく、公共事業としてはもっともEVを導入しやすい。環境に優しい郵便配達のクルマはカリフォルニアで脚光を浴びそうだ。