例年になくヒートアップしているF1ストーブリーグだが、なかでも一番の激選区はジョニー・ハーバートの引退によって空席になる可能性の高いジャガーのシートだ。一時は後任確実かと思われたイギリスの新星ジェンソン・バトンに強力なライバルが2人も出現しているという。その名はダリオ・フランキッティとオリビエ・パニス。
CARTで活躍中のフランキッティはスコットランド出身、現在イギリスに渡り2001年の契約に向けて交渉中だという。「F1に上がる準備はできている。絶好のチャンスが訪れるのを待っていたんだ」と語るフランキッティはやる気充分の様子。
一方、現在はマクラーレンの第3ドライバーを務めているパニスだが、F1レース復帰への意志は固い。マクラーレンが早々と2001年のラインアップを決定したため、実現するためにはチームの外に出るしかない。ロン・デニスは、「なんとしてもパニスを引き止めたい」とコメントしているが、ジャガー側がパニスに興味を持っているとの噂もあり、パニスの動向にも目が離せなくなった。