【CART第8戦決勝】中野信治に贈られた賞とは!?

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『2000FedExチャンピオンシップシリーズ』第7戦“Freightlier/G.I.Joe's 200”が、今シーズン初のロードコースとして、オレゴン州ポートランドのポートランド・インターナショナル・レースウェイで25日に開催された。

快晴となったポートランドで、午後2時10分にグリーンフラグが振られ112周のレースがスタート。ポールポジションのエリオ・カストロネベスがホールショットを決め、トップでターン1に突入。その後レース中盤近くまで、2位のジル・ド・フェランに4秒以上の差を付け快調にレースをリード。しかし後半に入り徐々にその差は詰まっていき、60周目には1位と2位の差は1秒以下まで接近する。

そして71周目、2度目のピットストップを9.3秒と素早く終えたド・フェランが、75周目にトップへと踊り出た。一方、2ストップ作戦を狙ったカストロネベスは、期待していたイエローコーションにならず、途中で断念し3度目のピットストップ行ったが万事休す。4位で戦列に復帰したカストロネベスだったが、チェッカーを目前にガス欠、7位フィニッシュとなった。

2ストップで背後に迫るロベルト・モレノの追撃を冷静に抑えド・フェランは、残り2周の裏ストレートで周回遅れをうまくかわし、最後は2位に2秒625の差をつけて見事優勝、今季2勝目を挙げた最初のドライバーとなった。

一方、予選21番手からスタートした中野信治は、スタートの混乱をうまく抜け、徐々にポジションアップ。最終的に11位に入賞し、開幕戦以来のチャンピオンシップポイントを獲得。加えて、予選順位から最もポジションを上げたドライバーに贈られる“バドワイザー・ハードチャージャーアワード”の栄誉も受賞した。

中野信治(ウォーカー・レーシング)は「昨日の予選で問題だったタイヤの内圧がレース時も低くなっていて、最初はあまり思ったように走ることができませんでした。3セット目のタイヤでやっと思ったどおりのハンドリングになり、最後は他のドライバーとまったく同じペースで走れましたね。F1でもこれだけ長いレースはなかったので、いい経験になりました。」と語った。

決勝リザルト
1:ジル・ド・フェラン(ホンダ)
2:ロベルト・モレノ(フォード)
3:クリスチャン・フィッティパルディ(フォード)
4:マイケル・アンドレッティ(フォード)
5:クリスティアーノ・ダ・マータ(トヨタ)
6:ケニー・ブラック(フォード)

ドライバーズポイントランキング

1:ロベルト・モレノ 68
2:ジル・ド・フェラン 67
3:ポール・トレイシー  59
4:マイケル・アンドレッティ 56
5:ジミー・バッサー  54
6:マックス・パピス 47
22:中野信治  7

マニファクチャラーズポイントランキング

1:ホンダ 138
2:フォード・コスワース 136
3:トヨタ 118
4:メルセデス・ベンツ 39

《高木啓》

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