マクラーレンチームのロン・デニスが、カナダGPで見せたジャック・ヴィルヌーヴのジャンプスタートについてご立腹のようだ。
「ヴィルヌーヴのスタートだが、あれではまるで命を捨てる覚悟の『神風(特攻隊)』ではないか! チャンピオンシップを戦う上で彼には失うもの何もなんてないんだろうし、地元のファンのためには大成功だったのだろう。しかし、その危険性につきあわされるチームはたまったものじゃない! ミカ(ハッキネン)は現実におよそ1周以上も彼のおけげでトップから後れを取ったのだし、結局、ヴィルヌーヴの最後はラルフに激突して終わったんだから目も当てられない」。
重要なチャンピオンシップ争いの中盤戦、コース上で失ったタイムとポイントの恨みは大きいか。この一件によってヴィルヌーヴのマクラーレン加入の可能性も消滅したかも……?