東京都がまとめた環境白書によると、自動車公害とその対策にその焦点を当て、ディーゼル対策を改めて打ち出した。
都の環境白書は今回が3回目。「自動車と都市環境の危機」と題した、40ページにわたる特集では、ディーゼル車から排出されるPMと、健康被害との関係から、ディーゼル車排ガスの問題を指摘した。また、軽油の優遇税制がディーゼル車の増大に結び付いたことを問題視しているほか、国の自動車排ガス対策がPMを軽視しており、これが自動車公害の拡大に結び付いていると指摘している。
このため、ディーゼル車はDPF装着や、LPG、CNGへの代替えが必要だという、都のディーゼル規制の正当性を強調している。