速度表示装置とは中型トラック以上のフロント上部に装着している緑色の3つのランプだ。時速20キロ以上でランプが1つ点灯し、40キロ以上になると2つ点灯し、そして60キロ以上で3つとも点灯する。速度を明示して抑制するのが目的だが、実態としては全く抑止効果が無くなっているし、そもそも一般のドライバーでその意味を知る人は少ない。運輸省では、高速走行のトラック事故が多いことから、この意味の無い速度表示装置を廃止し、高速での事故防止のため、リミッター装着を義務付ける方針。リミッターの作動は、時速80〜90キロ前後で調整する。使用過程車を含め、全ての中型以上のトラックに装着が義務付けられる見込み。欧州では、すでにリミッター装着が進んでおり、日本でもやっとこれに追随する。