14戦12勝と圧倒的な強さを見せる今シーズンのフェラーリ。3強時代と言われた昨シーズンから差は広がる一方に見えるが、この状況に歯止めをかけるべく、ウィリアムズとマクラーレンが協力体制を築くことになりそうだ。
ベルギーGPではリタイアに終わったものの、評価が高かったのがマクラーレンのキミ・ライコネン。金曜、土曜と最速をマークし、予選ではただ一人王者ミハエル・シューマッハに対抗できる速さを見せ、自身初となるフロントロウを獲得した。
1:M. シューマッハ(フェラーリ)/2:バリケロ(フェラーリ)/3:モントーヤ(ウィリアムズ)/4:クルサード(マクラーレン)/5:R. シューマッハ(ウィリアムズ)/6:アーバイン(ジャガー)
2戦連続で激しいバトルを展開したウィリアムズのフアン・モントーヤとマクラーレンのキミ・ライコネン。モントーヤが激怒していると伝えられたことに対して、ライコネンのチームメイト、クルサードが批判した。「諦めることも必要なんだよ!」と。
マクラーレンのテストドライバーを務めるアレクサンダー・ブルツが来季レギュラードライバーとしてコクピットに復帰することが濃厚となった。ブルツによると復帰先が3つに絞られており、近日中にも決定するとのこと。
目下3年連続でシルバーストーンを制しているマクラーレン。シーズンも中盤に入り、少しずつ調子も上向いてきているだけに、マクラーレンとデイビッド・クルサードにとってホームとなるイギリスGPには気合いが入るところ。
F1グランプリヨーロッパGP決勝が23日に行われ、フェラーリのバリケロが今季初優勝を飾った。ピットストップ2回の利点である軽さを活かしオープニングラップでトップに立つと、そのままの順位を守りきり、自身2勝目を挙げた。
1:バリケロ(フェラーリ)/2:M.シューマッハ(フェラーリ)/3:ライコネン(マクラーレン)/4:R. シューマッハ(ウィリアムス)/5:バトン(ルノー)/6:マッサ(ザウバー)
先日、元F1ドライバーで現テレビコメンテーターのジョン・ワトソンが「クルサードは2003年トヨタ入りを目指すべき」と発言した事に対し、メルセデスベンツのノルベルト・ハウグが反論している。クルサードのパフォーマンスに満足しており、代えるつもりはないと語ったもの。
元F1ドライバーのジョン・ワトソンによると、マクラーレンのデイビッド・クルサードは来季トヨタ入りを目指すべきだと、本人にアドバイスを贈ったという。
1:M. シューマッハ(フェラーリ)/2:クルサード(マクラーレン)/3:バリケロ(フェラーリ)/4:ライコネン(マクラーレン)/5:フィジケラ(ジョーダン・ホンダ)/6:トゥルーリ(ルノー)
カナダGPレース後半で激しいデッドヒートを繰り広げていたマクラーレンのデビッド・クルサードとフェラーリのルーベンス・バリケロ。60周目に周回遅れの佐藤琢磨をパスしようとしたときに、クルサードを追い抜きにかかったバリケロをクルサードがシケインをカットして押さえ込んだことに対し、レース後クルサードが謝罪した。
シーズンも中盤に入り、フェラーリ絶対有利が揺るぎない今シーズンの注目先は、早くも来季のラインアップに以降してきた。移籍市場の鍵を握るのがマクラーレンとウィリアムズ。いずれも優劣つけがたい3人の候補から2人を選択するという難しい決断に迫られている。
モナコGPで久々にパドックに姿を現し、2003年マクラーレンからのF1復帰が発表されるのではと期待されたミカ・ハッキネン。しかしモナコでは何の発表もなかったどころか、マクラーレンのロン・デニス代表からは厳しいコメントが飛び出た。
今シーズンはフェラーリ、ウィリアムズの2チームに遅れをとっていたマクラーレン。しかしモナコGPでのデビッド・クルサードの会心の勝利に、フェラーリではマクラーレンがタイトル争いに再び参戦することになるのではと予想している。