
1つの事故の陰に複数のヒヤリハット--国交省がマニュアル
国土交通省は、運転手が事故寸前で回避できたなどの事例(ヒヤリハット情報)の収集・活用マニュアルを作成した。今後、トラック・バスやタクシー事業者に配布し、事故防止に活用してもらう方針だ。

身障者もETCノンストップ精算---国交省が検討
国土交通省は、ETCを使った身体障害者割引制度を今年度内にも導入する方針だ。身障者手帳を持つ人には通行料が半額になる割引制度があるが、現在は自治体から交付される身障者手帳や割引証を料金所で見せる必要があり、ETC装着車でも出口では一旦停車する必要がある。

藤井JH総裁、いよいよ更迭か---国交相発言
扇国交相は22日、藤井JH=日本道路公団総裁の更迭問題について「(JHが6月に公表した)財務諸表が正しいかどうか専門家にきっちり見てもらったうえで判断する」と会見で述べ、来月中にも更迭について判断する方針を明らかにした。

乗客の利便性を考えた迂回---三重交通に処分?
三重交通は19日、同社が運行している近鉄四日市駅〜名古屋空港間の路線バスが、渋滞を回避する目的で国土交通省・中部運輸局から認可されていないコースを走っていたことを明らかにした。同社では迂回コースについても認可を求める方向で検討を始めた。

新直轄整備の高速道路はこれで決める---ただし“敗者復活戦”もあり
国土交通省の道路事業評価手法検討委員会(委員長=森地茂東大教授)は、高速道路を新たに建設する場合の評価手法をまとめた。有料道路としての採算性や費用対効果のほか、高速道路が地域経済に及ぼす影響など16項目を指標化する。

シニアカー、鉄道駅へ乗り入れ自由に---統一運用方針
国土交通省は、ハンドル型電動車椅子の鉄道駅での取り扱いを統一し、近く鉄道事業者に通知する。電動車椅子は通常の車椅子に比べて重く小回りも効かないため、駅への乗り入れの判断は鉄道事業者ごとにバラバラで、利用者は不便を強いられていた。

DPF補助金を積み増し---申請殺到で国土交通省
国土交通省は15日、先月募集を打ち切ったディーゼルトラックのDPF補助金を8億円積み増す方針を明らかにした。DPF補助は今年度分として40億円の予算を確保したものの、トラック業者からの申請が殺到して2カ月で募集を打ち切り、トラック業者や自治体から追加要望を求める声が高まっていた。

国交省、自動車交通局長に道路局経験者を初めて起用
国土交通省は11日、青山俊樹事務次官の後任に同じ旧建設省出身の風岡典之・国土交通審議官を充てる人事を内定した。18日の閣議了承を経て発令する。

歩行者が安心して通れる道---「安心歩行エリア事業」がスタート
警察庁、国土交通省は、住宅地や商業地を面的に規制し、歩行者や自転車を事故から守る「安心歩行エリア」を全国796カ所、指定した。今後、指定された地域では速度規制の強化やハンプ(凸部)の設置、歩道の拡幅など、歩行者対策が重点的に行われる。

名古屋鉄道バスの車両使用停止は延べ240日
名古屋鉄道の路線バス運転手が1年4カ月間も無免許運転を続け、その不祥事を会社ぐるみで隠蔽しようとした問題について国土交通省・中部運輸局は10日、道路運送法違反などで同社のバス5台について、延べ240日間の車両使用停止処分を命じた。