【新聞ウォッチ】駐車違反監視委託、渋滞緩和に効果
物議を醸しながら始まった民間委託による駐車違反取り締まり強化。1日から5日間で、駐車監視員が違法駐車にステッカーを取り付けた件数は全国で5500件にのぼったという。きょうの朝日をはじめ各紙が警察庁の集計結果を社会面に取り上げている。
2人から530人まで---監視員委託数、都道府県別
警察庁が、27日発表した都道府県警察の駐車監視員数は以下のとおり。駐車監視員は民間委託契約会社が雇用する。各警察署長の指導のもと、車両の放置駐車を確認する事務を行う。最多は警視庁(東京都)の530人、最少は2人で11県警。
違法駐車の取り締まりに地域差---監視員民間委託
6月1日からスタートする駐車監視員の確認事務によって、現在の取り締まり件数の2倍から3倍の強化を目指している。駐車監視員導入が多ければ多いほど取締りが強化されるのは必至で、取締りの地域間格差が懸念される。
【新聞ウォッチ】短時間でもクルマを離れれば「駐車違反」…宅配こまった
桜吹雪とともに新年度がスタート。新たに施行させる法改正も目立つが、この6月からは、駐車違反の取り締まりが一変するという。わずかな時間でもクルマを離れれば「違反」と認定されることになる。
警察庁、春の交通関係人事
警察庁は、3月31日付けで人事異動を発令した。交通関係で異動の対象となった幹部職員は以下のとおり。
第3回VICSプローブ懇親会が3月15日に開催
警察庁、総務省、国土交通省は、東京都港区にある虎ノ門パストラルで3月15日に第3回VICSプローブ懇親会を開催する。VICS車載器やビーコンなどを活用した自動車からの情報(プローブ情報)の収集・活用などによって高精度な道路交通情報提供サービスの方向性を議論する。
「EST:環境的に持続可能な交通」セッション
国土交通省、警察庁、環境省は、EST(Environmentally Sustainable Transport:環境的に持続可能な交通)の普及促進を図るため、ESTモデル地域の取組みについて紹介する「ESTスタート・セッション」を共催する。
エコドライブの一大キャンペーンを実施…政府
政府は今春、大々的なエコドライブの普及キャンペーンを実施する。エコドライブやアイドリングストップの啓発運動を強化し、二酸化炭素の排出削減につなげるのが狙い。
初日の出暴走総括…雪の降った昨年とほぼ同じ
警察庁交通指導課は、全国で行われた「年末年始の初日の暴走」についての概要を発表した。全国の検挙人員は467人(うち逮捕者12人)。昨年より検挙人員で74人、逮捕者で12人の増加で留めることに成功した。
2005年の死者数、都道府県別傾向
年間死者6871人という低水準で抑えることのできた要因の1つが、最多発地域での死亡事故減少だ。北海道は前年比で82人、約2割死者数を減少させ、13年間死者数ワースト1という汚名を返上した。大阪府も45人減少させ、ワースト5圏外へ脱出した。
