「楽ナビ」ベースに独自の改良を加えた高機能ナビ
メーカー純正ナビには、工場装着(FOP=ファクトリーオプション)と、販売店装着(DOP=ディーラーオプション)という2つの系統がある。ホンダアクセスが扱う『VXH-083CVi』は後者にあたる。
このモデルはパイオニアの「楽ナビ」をベースとして、ホンダアクセスが独自の改良を加え、「ホンダ・インターナビプレミアムクラブ」が提供するテレマティクスサービスをプラスしたもの。使い勝手の良さはそのままに、インターナビのサービスも使うことができるという「最強のナビ」となった。
ピアノブラックのフェイスパネルやハードキーの配置など、外観からはベースモデルの存在を感じさせない仕上げとなっている。実際に使ってみると、ナビ機能の部分については確かに楽ナビがベースであることを実感するが、インターナビのコマンドが別途用意されるなど、独自機能も数多く盛り込まれている。また、ワンセグチューナー内蔵、DVDビデオ(VRモード)やDivXへの対応など、ハードウェアの構成は独自のものだ。
自車位置の精度は、1秒間に10回というペースで自車位置の測位を行うため、ハイエンド機と肩を並べるレベル。ルート誘導時に曲がるべき交差点に接近すると画面の右半分に巨大な矢印(アローガイド)を表示するというのもわかりやすい。地図の描画スタイルをユーザーの好みによって変えられる「ターゲットマップ」も採用しており、自分好みにできるという点もいい。
周辺施設検索では「営業時間考慮」も使える。検索した時点で「利用できる施設/できない施設」を明示するものだ。目的地検索の使いやすさという点でも市販ナビに見劣りする部分は全くない。
インターナビ・プレミアムクラブで好評の地図無料更新にももちろん対応。市販ナビでは通常、更新用地図を手に入れるために2〜3万円の出費が必要になるが、『VXH-083CVi』ならこの出費は不要になる。さらに、純正オプションだから3年間6万km保証を受けられることも大きな魅力。総合的に見ると、コストパフォーマンスにも非常に優れたナビと言える。
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