様々な機能を搭載した『インターナビ・プレミアムクラブ』対応のDVDナビだが、ユーザーの立場でその凄さを実感するには、秋に発売が予定されている新型『アコード』の発売を待たねばならない。
ITSジャパンでは、ITSビジネスのアイデアを発表する第8回「ITS-PLAZA」を9月19日に東京で開催する。ベンチャー企業と会員企業とのビジネス交流も目指している。
使用中のカーナビの地図データを最新のものに入れ替えようとしたとき、意外な出費となってしまうのがディスク代。情報量が多いDVDタイプだと、地図の更新だけで2万円近い出費を覚悟する必要がある。しかし、インターナビならその心配は無用だ。
『インターナビ・プレミアムクラブ』のサービスコンテンツを活用できるナビゲーションシステムは、今年秋に発売が予定されている新型『アコード』から装着が始まる。同社のナビとしては初めて『WindowsCE Automotive』をOSに採用しているのも特徴。
ホンダ『インターナビ・プレミアムクラブ』対応のカーナビゲーションで、VICSによるリアルタイムの交通情報や、ニュースや天気予報のコンテンツをダウンロードする場合、ユーザーが普段使っている携帯電話を使うことになる。
トヨタが提供する『G-BOOK』のサービスは、今年10月からスタートする。PDAや携帯電話から一部のコンテンツを利用することができる「G-BOOKライト」と呼ばれるサービスで、クルマでの使用は10月に発売予定の『WiLL VC』まで待たなくてはならない。
インターナビ・プレミアムクラブでは、従来のカーナビの枠を越えたサービスが提供される。それゆえ、販売方法も従来とは若干違ってくるようだ。
インターナビ・プレミアムクラブでは、走行距離をキーにしてディーラーとユーザーをつなぐ試みがなされている。
この『インターナビ・プレミアムクラブ』は、従来の「ホンダ純正カーナビ+『インターナビ』サービス」を融合・発展させたサービス。その中でもっとも注目すべきポイントは、新・道路交通情報の採用である。これは同時に、既存のカーナビからも大きく進化した部分だ。
2001年6月、VICSは日本道路交通情報センターと共同で情報提供事業者への道路交通情報の提供を始めた。これにより、事業者はユーザーにとって使い安い状態に加工し、提供することが認められるようになった。