「インターナビ・プレミアムクラブ」は、これまでのカーナビ活用型情報サービスの機能をさらに向上させたものとなる。オンデマンド型の交通情報サービスが柱となるが、このナビのユーザーに対し、地図DVDの無料更新を年に一度行うサービスも提供される。
『インターナビ・プレミアムクラブ』の主要機能のひとつに、消耗品などのメンテナンス時期を自動通知する機能がある。各車の走行距離をインターナビ情報センターが監視しており、適切なタイミングでメールやWebのマイページで通知する、という機能だ。
インターネット自動車販売の大手、オートバイテル・ジャパンは、主要株主がウェブコンサルティング事業を行っているアイ・シー・エフが筆頭株主になったと発表した。来月にはアイ・シー・エフがオートバイテル・ジャパンの過半数以上の株式を取得する予定。
東京都など出資する第3セクターの交通情報提供会社、ATISは、9月からVICS情報をパソコンに配信するサービスを始める。利用者はパソコン経由で全国のVICS情報を参照できるほか、渋滞を避けたATISの推奨ルート情報も入手できる。
G-BOOKの情報サービスは、最新の情報と位置情報がリンクして行きたい場所を探す「ライブナビゲーション」、ニュース、天気、交通情報、金融情報などの「インフォメーション」、メールや伝言板・掲示板など「コミュニケーション」、音楽と映像「エンターティメント」、パネルタッチで買い物ができる「Eコマース」など多種多様に取り揃う「コンテンツ機能」が豊富にそろっている。
G-BOOKのコンテンツで何が大ヒットするかは、ふたを開けてみるまでわからない。し かし、G-BOOKサービスの軸がクルマ向けである以上、道路交通情報関連のコンテンツ が充実するのは必至だ。
ホンダは、新開発の音声認識対応カーナビゲーションシステムと携帯電話の融合により、新双方向情報ネットワークサービス「インターナビ・プレミアムクラブ」を、2002年秋発売予定の新型『アコード』から開始する。このサービスは新車登録時から初回車検時まで3年間は無償。
もうひとつの情報の出入り口。それがSDメモリーカードだ。G-BOOK端末はSDメモリーカードをあらゆるデーターを保存する主記憶装置として使う一方で、大容量データーを車内に持ち込むための容器としても使っている。
今秋、登場するG-BOOK専用端末は今までのカーナビゲーションシステム(カーナビ)にない特長を持っている。それはセンターとの情報のやりとりなど、データ通信を行う通信機器を内蔵している事だ。G-BOOK端末はハンズフリーフォンを使う目的以外では、携帯電話を接続する必要がないのだ。
G-BOOKの料金は、プロバイダー料に通信費がセットになった定額制。インターネットでいえば、各プロバイダーのADSLの料金体系に近い(フレッツ・ADSLは除く)。トヨタは無料の基本コンテンツを充実させる一方で、他社から提供される無料コンテンツも優遇する方針なので、毎月のG-BOOK基本料だけでかなりのサービスが受けられるようになる模様だ。