ソルベルグはレグ2の6つのSSでベストタイムを出すなど、快調に飛ばしトップをキープ。2位、3位はローブとマルティンで入れ替りながらも、ローブが秒差を積み重ねている。サインツはこの日も最終SSの札内スーパーSSでベストタイム。
リエゾンは、制限速度、制限速度を前提に設定されたターゲットタイム以内で移動すればよい。恒常的な渋滞ポイントや信号なども考慮されているので、普通のクルマで走っても遅れることはない時間だ。
ラリーにおいて、スタート拠点とSS、あるいはSSとSSとをつなぐ区間をリエゾンという。リエゾンでは道路の占有許可をとらずに一般のクルマといっしょなって走る。ラリー車を見るだけなら切符を買う必要はない。
1:ソルベルグ(スバル)/2:ローブ(シトロエン)/3:グロンホルム(プジョー)/4:マルティン(フォード)/5:サインツ(シトロエン)/6:デュバル(フォード)/7:ヒルボネン(スバル)/8 :ロバンペラ(プジョー)
ラリーでは、参加車両はスタート拠点に必ず戻るということ、そしてコース管理の問題から、同じSSを何度も使うことがある。たとえば、レグ1の陸別サーキットのコースはSS4(午前10時前後)とSS8(午後6時前後)として2回走る。
グループAランサーエボリューションIIは一層操縦性が向上し、初陣で見事勝利を挙げていた。三菱自動車独創の電磁作動アクティブデフは、1995年の開幕戦モンテカルロラリーからWRCに投入された。
1996年「ランサーエボリューションIII」は、スウェーデンラリーで2年連続優勝を達成、ドライバー、マキネンとバーンズはその後もサファリ、アルゼンチン、ニュージーランド、フィンランド、オーストラリアで優勝を飾った。
3日、いよいよラリージャパンが始まった。レグ1は北愛国のサービスパークをスタートし、足寄、陸別のSSを走ることになっている。陸別のオフロードサーキットのSS4を終わった時点でソルベルグ(スバル)がトップ。
このところインディカーレース人気に押され、全く生彩を欠いているアメリカのチャンプカーレース(元のCART)だが、本来は多くのドライバーを生み出して来た伝統的なレース。
世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリージャパンは3日、北海道帯広市で開幕。帯広市中心部でセレモニースタートを行い、90台のマシンが大勢の観客に見送られながらランプオフした。