日野自動車は14日、15日から17日までの3日間、東京ビッグサイトで開催される「2003東京トラックショー」に、超低PM(粒子状物質)排出ディーゼル車認定制度で「4つ星」を取得したトラック各種を出品する、と発表した。
マツダの出展テーマは「Zoom-Zoom to the future −すべてのクルマに走りの楽しさを−」。新世代商品群の第4弾に当たるアクセラで具現化したZoom-Zoomスピリットの進化、そして将来の商品群の方向性を示唆する。
インターネットショッピングなどを展開するサイトのインフォシークを運営する楽天は、9月に関東地区で「自動車についてのアンケート−車好きがモーターショーに期待すること」を実施、その結果を公表した。
ワールドプレミアの『ゴルフ』GTIを真ん中に、ゴルフがそれを取り囲むというブース。ゴルフのモデルチェンジはやはり注目度が高く、世界中のジャーナリストが念入りに取材をしていた。もちろん『コンセプトR』も人気。クルマが好きなら、このたぐいが嫌いなはずはない。そのほか、『ポロ』の派生モデルや、近く日本導入されるミニバン『トゥーラン』なども。
明るくひろいホールに、整然とクルマが並べられたブース。『A2』から『A8』にいたるまで、押し出しは強くないが、クオリティをとことん追求したつくりの良さが、オーラとなってデザインに現れている。そんな日本人好きのするブランドである。
なんといっても『カレラGT3RS(レン・シュポルト)』はフォトジェニック。ナナサンを彷彿とさせるそのカラーリングは心憎い演出。ファンにはたまらないだろう。その一方で、『カレラGT』にももちろん注目が集まる。派手さを抑えた、機能美の極みともいえるその姿は、逆に凄みを感じさせるものであった。
赤一色で彩られたセアトのブース。日本にはなじみの浅いこのスペインのメーカーはVWグループの一員で、VW車をベースに多様な車種を生み出している。よく見るとベース車両の面影もちらほら。今回の目玉は『アルテア』。アルファロメオ『156』をデザインした著名なカーデザイナー、ウォルター・デ・シルバが関わったという。来年にもデビューする予定だ。
お膝元ということもあり、ドイツ各社は競うように派手な展示をするフランクフルトショーだが、なかでもメルセデスベンツブースの存在感は圧倒的。
ボクスホールといえばオペルのOEMという印象が強いが、専用のフロントグリルなどが必要なことからイギリス・コベントリーにデザインスタジオを構えている。ここでボクスホール・ブランドの100周年を祝うコンセプトモデルとして開発されたのが『VXライトニング』だ。
ドイツでのマツダの人気は、想像していたよりずっと熱いものだった。今回展示された『RX-8』の注目度の高さはもちろん、初代『323』(日本名ファミリア)のころから人気の高いハッチバック『3』(同アクセラ)の発表もあって、日本メーカー随一の人気ブース。井巻社長のお披露目も相まって、人足の絶えない賑わいを見せていた。