普段めったにお目にかかれない旧車がオートサロン(9-11日、幕張メッセ)で異彩を放っていた。トヨタ『パブリカ』のコンバーチブルを展示していたのは、ホイールのバフ加工を専門とする株式会社ヤマテ工業のブースだった。
ヤマテ工業(静岡県磐田郡)は、他の多くの大手ホイールメーカーでリリースされる製品のバフ仕上げを手がけているが、独自に開発した研磨機や研磨剤の販売も行なっている。オートサロンに出展したのは技術PRといった意味合いが強いようだ。
しかしなぜパブリカ? 「社長の友人がこのクルマのオーナーで、たまたま貸してもらえることになったようです」と笑いながら説明するのは、手伝いとして説明員をしていた山本和臣さん。
たしかにシンプルなボディだからこそホイールの特徴がアピールできるというものだろう。実際に多くの来場者から注目を集めていた。