デトロイトオートショー/デトロイトモーターショー(4-19日)でGMがコンセプトとして出品しているサターン『カーブ』とポンティアック『ソルスティス』に、早くも市販化のゴーサインが出された。GMによると、傘下のブランドの中で赤字だったサーブとサターンの業績が好転、黒字になる見通しから、モデルラインナップを増やしてユーザーを取り込むために決定したという。サターン・カーブはGMが新規に開発した「カッパー」プラットフォームをベースにしており、やはりカッパーをベースにするポンテイアック・ソルスティスは、昨年からGMが暖めて来た本格的な小型スポーツロードスター。共にデラウェア州にあるサターン工場で生産される予定。しかし同時にカッパー・コンセプトとして出されたシボレー『ノマド』は実現がやや困難だ、という。シボレーにはすでに新規に導入されるモデルが多数あり、ディーラーからは「すべてのモデルを展示できない」という不満が寄せられているため。さらにGMのボブ・ラッツ氏によると、サターンでは間もなく、『ビュー』の「兄貴版」とも言えるサイズを大きくしたクロスオーバーも投入される。2004年のGMラインナップのうち24%が新型、という大胆な計画は着々と進行中のようだ。
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